トランスジェンダーですが毎日が楽しい(^^)

トランスジェンダーですがあんまり生きるのに困ってない人のブログ

トランスジェンダー当事者が考える自分とは何か

はい。結局、トランスジェンダーとはなんなのか。普段考えていることを、ここらで一度まとめてみようかなと思います。

なんというか、生まれつきですし・・・・

私は、どうやら脳みそが男性、身体が女性という状態にあるようですが、脳みそと身体が一致しないのは、先天的な原因と考えています。つまり生まれたときに何らかの原因で脳と身体が一致しなかったからこうなっているんだな~という認識です。※

なんでこうなってるのかなんて知ったこっちゃありません。

トランスジェンダーの知り合いはみんな「なぜ自分がこうなったのかは分からない」と言っています。つまり身体と心が一致しないのは、自分の意思とはまったく関係がないんです。

※あくまで私の認識であり、トランスジェンダーの方全員がそうではありません。

おかしいのは前から知ってたんですけど、それをおかしいと言っていいもんだと思ってなかった

最初っから知ってたんだが・・・・

私自身、自分が他の女の子と違うのは、もう物心ついたときから知ってはいましたね。もともと私は、感受性が強い方と言いますか、細かいことが気になるし、些細な違いにも敏感に気づく性格でした。

ただ、それを知ってると、おかしいと思うはまったくべつの問題で・・・・。子供のときでしたが、本人が、おかしいと思わなきゃそれでいいって話ですよ。

ただし大人になると、ごまかしが効かない場面もしばしば出てくる

うーん。なにかがおかしいとは思っていた。自分の本来と逆の性別で生きようとしてからは、うまく記憶ができない、頭がちゃんと動かないという二次障害も出ていました。でも何かがおかしいのかは、分からなかったんですよ。

昨年、Twitterでトランスジェンダーの方に出会い、28年間生きていてはじめて、脳みその性別と身体の性別が一致してないんだということをはっきり認識しましたね。そうか自分は本当は男性なんだな~と考えると、いままでおかしいと思っていたことがすべて辻褄が合うって感じでした。

まあ、気づいた瞬間、なんてことだ・・・・・とは思いましたね。(笑)

15年も、本当の性別ではない人間で生きてたってことですね・・・。

明らかにおかしいと分かっていながらも、よく素でやっていた、むしろよく頑張ったと自分を褒めるべきか。
っていうか明らかにおかしいだろと思うポイントは人生で何度もあったのに、なんで気づかなかったのかとか、もっと早く気付けよとか、いろいろ突っこみたいところもありました。
しかし、自分の性別がおかしいとか、他の人と違うんだとかで悩まなかったのはとても幸運なことで、もっと若いときに気づいてたら、相当苦しんでたと思いますよ。

仮に、男と女という社会の枠組みがなければ、困ることなかったんだがな。

ちょっとここからは笑えない話。

大学時代までは、自分の性別が何であるかなどあまり意識する機会もなく、やりづらさの中でそれなりに自分を保っていたのですが、社会に出たら一気に何かがおかしくなりました。
なんと言いますか、社会が出た途端、自分がそこに存在できないような感覚です。急激に記憶力が低下し、うつ状態になっていましたが、それにも気づきませんでした。

今思えばなんで気付かなかったの?ですが、意識して本来の自分を封じ込めようとしてしまってるから余計に気づかないのです。必要としてるのは、女性としての自分であり、男性の自分は存在しないはずだし、いらないので押さえ込もうとしてしまいます。自分を正しい方にしようとして、余計おかしくなるようなもう無茶苦茶な状態になっていました。この辺はあまり記憶に残っていません。

たとえ自我や記憶がすっ飛んでも、必死で社会にいようと踏ん張りました。少しでもうつを良くしたいという気持ちもあったと思います。その甲斐あってか、社会人3年目くらいからぼんやりと記憶が残るようになってきました。 

その頃から少しずつつ、ある疑問を持つようになりました。

なぜ社会には、自分みたいな女の人が居ないのだろう。
社会に出るまでは、自分みたいな女の人もいるもんだと思っていました。しかし、しかし実際は、男と女しかいない。

一番おかしいなと思ったのがやっぱりこれ、
ベンチャーとか起業やりたがるやつはたいていみんな男なんだよ。なぜ女の人はいないんだろうな。なんで男ばっかりなんだろなーってことです。

もちろん女性でも起業精神のある人もいるし、キャリアウーマンのような人はたくさんいるが、自分はそれではないということをはっきり感じていました。

というわけで、もう流石に自分の性別に疑いをもちはじめ、昨年Twitterで自分の性別に疑問を持つ人や、望む性別で生きている人など老若男女たくさん人たちを見て、なんだ、もっと早く疑問に思ってよかったのかよ(大爆笑)して、現在に至ります。

トランスジェンダーである自分とは何か

私の場合、脳みそが男性ながらも女性として生きたワケですから、世間一般的に言う「男性」だというわけでもありません。

脳みそと身体が一致していないが、普通の人と同じように生きてる人だと思います。

とくに今まで自分の性別を意識しないで生きてきた人間だけども、別に自分のことを女だと思ってないことがおかしいなんて思ったことは一度もありません。

っていうか、男性の性質持ってても、自分の本当の性別が男性なんじゃないかとか、そういうことも考えたことがなかったですね・・・・。理由はもちろん、「世の中には男性のものを好む女性もいる」のを知っていたからです。

よくよく考えたら、あー逆になってたのか・・・・・。というのに気づいてしまった28歳の冬でした。
(気づかないなんてことが本当にあるのかという話ですが、実際に結婚後、子供を産んでからそれと気づく人も多いようです)

トランスジェンダーに対して、個人的な好き嫌いは分かるけど、就職などパブリックなシーンで不公平になるはおかしいよね。

最後にとりあえず言っておきたいのがこれ。

「脳みそと、身体の性別が一致しない人」って聞いて、別に個人でそういう人嫌いって思うてる分にはいいんですが、就職などのパブリックな場で偏見を持たれたりとか、公平に扱われないとかが当たり前な会社ってあるんかい、ということには正直オドロキです。

受け入れをしない会社が遅れてるとかそういう問題でもなくて、口では理解しているという人が一番理解してなくて、無関心な人が最大の理解者だったりするアレ、、、なのかなーと思います。

そもそも、トランスジェンダーにしろ、そうじゃない人にせよ、誰が、どの頭で何を考えていても、それは個人個人のことだし、カンケーないはずなんだよね・・・。そこを混合しちゃってること自体がオカシイし、思い込みでお前はそうだろうみたいに推測して言ってくること自体が相手にすごく失礼ということに気づいてなかったり。

百歩譲って、「気になっちゃう」という気持ちは分からないでもない。だが、気にしすぎです・・・・・・・。

普通の人と分けるって考え自体が論外です

トランスジェンダーの多くの人は心に孤独を抱えています。

私自身、なぜ自分は、女性にも男性にも属せないのか。その理由が分からなかった。属せない自分が悪いのだとずっと思っていました。

しかしようやく日本にも、LGBTの時代が来て、ずっと孤独だった理由に気づいたし、それを分け隔てない時代が来たことに、とても喜びを感じてた。これからは孤独じゃないと信じてましたから。しかし・・

「トランスジェンダーです」
「それは認めるが、一般の人に配慮しないとね」

OH・・・・!!これから先も分けるのかよ!!????みたいなのには大変驚きでしたね。いや、そこじゃねえって!!!!

こんなことになるんだったら、黙ってた方がよっぽど傷つかずに済みます。

 

長くなりましたが、以上です。

トランスジェンダーってどういうタイプの人がいるのか紹介するよ

SEO対策のため、ブログタイトルを露骨に変更しましたが、効果はイマイチのようです・・・。いかがお過ごしでしょうか。

先日、採用の面接で「自分は脳みそが男性で、身体は女性」って正直に言ったらすごく面倒なことになってしまったので、今日はトランスジェンダーの人ってどういう人がいるのかの紹介をしましょうかね。
今回紹介できるのはFTM(心は男性もしくは中性、身体は女性)の方です。

身体と心を一致させようとしている人がすべてではない。

大前提としてこれです。

FTMで心が男性なら身体も男性になりたいんでしょと勘違いされがちですが、身体を男性に見せようとか、性転換しようと考えている人がすべてではありません。

男性にしか見えない見かけの方、女性にしか見えない見た目の方もいるし、どちらとも取れない見かけの方もいます。

また外見だけではなく、心持ちや考え方も同じことが言えます。
男らしくなりたいと考え、男らしい言動をされる方もいらっしゃいますが、世間一般的な男らしさに囚われない方もいます。一般的な男らしい考えをしないからと言ってその人をFTMではないと決めつける事自体が大きな誤りです。

トランスジェンダー(身体は女性)のモデルケース

Aさん(ホルモン注射で心と見た目を合わせたいタイプ)

男性として扱われたく、男性の見た目を心がけている。ホルモン注射をしている。
→社会的にも完全に男性として扱われたいと望んでいるケースです。ホルモン注射をすることで、自力で作れないホルモンを補うことが出来ます。

Bさん(ホルモン注射はせず筋トレなどで、心と見た目を近づけたいタイプ)

自分は男性でありたいと思うが、身体まで男性になりたいと望まない。性別にとらわれず自分として生きたい。
→ホルモン注射、性転換手術には費用がかかり身体へのリスクもあります。そのため身体はそのままでいいと望む人も多いです。

Cさん(男性と女性の中間でいたいタイプ)

自分は男性だが、男性になりたいワケではない。社会的にも中性的な人間でいたい。男性の格好、女性の格好両方ができる。
→身体も男性になるかどうかは個人の自由です。しかし現行の法律では、本人が望んでも身体を変えないと戸籍の性別を変更できないなどの問題があり、対応が求められています。

Dさん(女性の容姿を活かして社会的には女性でいたいタイプ)

自分は男性だが、身体の性別での生活に慣れてしまい心は中性~女性寄り。社会的には女性のままでいたい。
→まあ、これはワタシです・・。気づくのも遅かったし長く女性の生活をしていると、どっちでもよくなりますわな(笑)
とのように、FTMでもいろんな人がいて、いろんな状況に置かれているのです。

トランスジェンダーの人たちに対して、一概にこういう対応をすればいいというワケではない!!

・・・・ということです。

中には、男と女で何が何でも分けようと考える方もいらっしゃいますが、そもそもそれ、物理的に不可能とお考え下さい。

 どんな人がいても気にしない。そういってくれるところはまだ限られています。そういう意識を持ってもらえれば先日の面接で悲しい思いをせずに済んだんだけどな・・・・。

それではまた次回!

トランスジェンダーと自我と人間の脳みそのカンケイ

「自我」がなかなか定着しないトランスジェンダー

最近気づいたことをぼやっとメモします。

先日、仲の良いFTMの友人に会いましたが、彼がmixiで知り合ったFTMの人で「自分は女性か男性だか分からない」という人がいるそうです。

※FTM(身体は女性、脳みそが男性のトランスジェンダー)

我々トランスジェンダーにとっては、自分が男性か、女性か分からないという以前に、自分が何者だかよく分からないというハナシがあります。

またトランスジェンダーと自我(自分は自分だという認識)というのはなかなか悩ましい問題で、私自身も長年苦しめられてきました。

どうも、トランスジェンダー当事者は、そうでない普通の人に比べ「自我」が定着しづらい、しないまま生きているという人も多いような気がします。

トランスジェンダーの脳みそと自我のカンケイ

第二次性徴のとき、脳みそと身体の性別が一致している普通の人であれば、男性なら男性ホルモン、女性であれば女性ホルモンが分泌され、身体も心も男性らしく、女性らしくなります。

ホルモンの影響で、身体が男性らしく、または女性らしくなるのは分かるが、心や考え方も男性らしく、女性らしくなるのは何故なのか。

おそらく人間の脳みそには、男性的な考え方をする脳みそと、女性的な考えをする脳みその両方があって、ホルモンの量によってどちらの脳をメインで使うのかが決まるのではないかという気がしています。

私は、男性ホルモンの多い時期は男性らしい考えを持っていたころもありましたが、欝気味になり男性ホルモンの量が少ない時期には女性らしい考え方をするようになりました。その間はまったく、過去に男性らしい考えをしていた自分の姿が思い出せませんでした。

どうも、自分の中の男性らしい考え方と、女性らしい考え方は相反するものらしく、基本的に両立ができません。
男性らしい考えを持っているときは女性らしい考えを否定し、逆に女性らしい考えになっているときは男性の考えを否定する、こんな感じでした。 

また、記憶も両立することができません。
男性っぽい考えを持って暮らしていたときの記憶は、男性の方の脳にしか記憶されず、女性っぽいとき考えを持って暮らしていたときの記憶は女性の方の脳にしか記憶できないようです。

そのため男性と女性それぞれ別の人格を持った人間2人が自分の中で同居しているような状態になります。

長らく、解離性障害を疑っていたのですが、、自分に精神疾患はとくに見られず、これは脳みその仕様なのだな・・・という結論に達しました。

犯人はコイツです、キンタマです。

話はもどりまして、トランスジェンダーは何故自我を持つのが難しいかという話。結論から申し上げますと、「キンタマ」のせいです・・・。

身体が女性の私も、体内で男性ホルモンを作ることはできるんですが、男性ホルモンの主たる製造場所である睾丸がないため、通常の男性の5分の1程度の男性ホルモンしか作れません。

さきほどホルモンの量で男性らしく性格になる云々と言いましたが、私の場合、男性ホルモンが足りないせいで、男性の考えの方に振り切ることが難しいのです。
※私とは逆のMTF(身体が男性、心が女性)の方の場合、キンタマがあるため男性ホルモンが出過ぎるっていう具合になります。

先に挙げた「自分が女性か男性か分からないで苦しんでいる」方の場合も、己の意思とかそういう問題じゃなくて、人間のからだの仕様なのではないかなー・・・と思います。(人間もけっきょくは他の動物たちと同じ生き物なのだ・・・)

 私は脳みそが男性ながらも、恋愛対象が男性なので尚更です。
脳みそが女性の見方をしたり男性の見方になったり、耐えず切り替わっています。(この話はまた詳しくは次の機会に。)

これが原因で、10代の頃はなんだかよく分からない存在である自分を、好きになることは出来ませんでした。

それから10年、特に生活で不自由したことがないというか慣れてしまったというか、もうこれは仕様・・・・・。それを含めて自分だと思うことで、だいぶ自我が安定しました。

既存の概念にとらわれず自分はそういうものだというのを素直に受け入れる

生まれながらに人と当てはまらない存在であることを認め、これでいいと思うこと。それが私の自我がちゃんと地に足をつけられるようになったきっかけです。