トランスジェンダーですが毎日が楽しい(^^)

トランスジェンダーの生き方を模索するブログ

はじめに

このブログについて

トランスジェンダーFTM)の自身についてみなさまにわかりやすく紹介するブログと称してはじめました。セクシャルマイノリティ目線ではなく、一般感覚で伝えるがモットーです。

初めての方はぜひ、ブログポリシーをお読み下さい。またトランスジェンダーという言葉を初めて聞く方は、トランスジェンダー用語についてを参考になさってください。

また、ここに掲載している情報は、すべて個人の見解です。

筆者について

オトナシジャック(JackOtonashi)

頭は男、身体は女を素で生きている人(とくに困っていない)

FTMトランスジェンダー(脳が男性、身体が女性)
1987年生まれの30歳。多摩美術大学卒。

お仕事:デザイナーとフロントエンドエンジニア
趣味:海外旅行、スパ巡り

自分の姿について

※社会的には一応女性という区分けです。戸籍上の性別は女性で、性転換などはしていません。

略歴

埼玉県生まれ。

先天性のFTMトランスジェンダー。いわゆる性同一性障害ってヤツですね。
男性の性質を持った脳で生まれるが、身体が女性なので女性として育つ。

LGBTという言葉がまだ一般的でなかった2011年、女性として就職。自分のような女性が世の中にいないことには前々から疑問を感じてたが、ものづくりの仕事は性別関係なかったお陰で気づかず、たまたまインターネットでトランスジェンダーという言葉を知り、ようやく自分の正体に気づく。

最初に生きづらさを感じてから15年間も気づかなかったんですが、なにはともあれ気づいてホッとしたというのが感想です。

トランスジェンダーや性同一性障害って何?

性同一性障害って、簡単に言いますと何らかの原因で、「頭と身体が一致しない状態で生まれた人」です。なので、最初から普通の人とは異なる状態で生まれてきた人ってだけですね。

「性同一性障害って、身体は女性で心が男性なんでしょ?」というのが一般的なイメージですが、それとはちょっと違うかも。

私自身、自分と同じことになっているトランスジェンダー当事者の方に何名もお会いしましたが、あ、生まれつきこうなっている人がいるんだということを知りました。世の中にはこのことがあまりにも知られてません・・・・。

 また、「自分は生まれつき」と考えない人もいらっしゃいますので、性同一性障害の人すべての人に当てはまるわけでもないかなと考えています。あくまでこれは私の例としてお考え下さい。
また、私のような状態のトランスジェンダーを、LGBTや「多様な性」で一括りにされてしまうのは、個人的にはなんか違うなと感じております。性的嗜好かどうとかのの話じゃないですね。

脳みそが男ってどういうこと?

私が自身のことをお話するときは必ず、身体が女性で心が男性とは言わないで「身体が女性で脳みそが男性のなかま」と説明しています。

具体的にどういう状態かというと、身体が女性にもかかわらず脳が男性であるため「女性を見ると異性として頭が判断」してしまうようなのです。
この点が普通の女性とは決定的に異なるため、自身がFTMトランスジェンダーであると断言できる根拠の部分だと考えています。生まれつきこの状態であり、途中から見え方が変わったというわけでもありません。

見え方がおかしくても、学生時代は普通に勉強や、アルバイトくらいまではできますし、なんかおかしいなー程度でやり過ごせていたのですが、さすがにこの状態で「女性として」社会に出るのは困難やいろいろな問題が出てきました。男の頭を持った自分が見様見真似で女性のすることを身に着けても、就職の時、他の女性とガチンコ対決した時に明らかに不利(笑)などなど数々の困難がありました。が、今は乗り越えてしまいました😊

自身のアイデンティティは男女どっち?

自身のアイデンティティはあくまでも男性です。まあ、頭が男だからそりゃ当たり前なのですが、少し他の男性とは違う事情があります。
頭は男、身体が女と一致しない状態で生まれてしまったため、いくらアイデンティティが男性と言えど、「世間一般的な男性とは異なる状態にある」かと思います。

私自身、女性として育てられ、子供のときから恋愛対象は男性です。
脳みそが男性の方である以上、女性は自分にとっては異性なのですが、男性が恋愛対象なため、男性も自分にとって異性でもあるのです。

女性としても、男性としても不完全のどっちにもなれない状態が自分であり、これが私の人生でもあるのです。結果的にこういう人間ができたんだねーーという理解でお願いできたら幸いです。

社会的には男女どっちで生きているの?

社会的には女性として働いています。

頭は男、身体や声は女性に近く、恋愛対象は男性で、75%くらいは女性成分で出来ており、女性優勢となっておりまして、敢えて分けるとすると「女性」の方が平和的に対応できています。

就いている職業が技術職と、やっぱり男女関係ないお仕事なので、あんまり困ったことがありません。女性の見た目であっても「技術面でこういうことができる人」って周りの人が理解してくれて、それを感じた自分も「自分ってそういう存在なんだな」という理解でした。

20代以前は、ホルモンバランスに左右されて女性ぽくなったり、男性ぽくなったり不安定な時期もありましたが、やっぱり技術のお仕事はいい仕事すれば男も女も関係ないので、性別が障害になることがほとんどありません。

また、見た目と声が女性なので、周りのみんなが「見た目が女性なので、女性だと思ってくれる」面が大きいかなと思います。そして自分は、自分の姿は自分では見えないので「ひたすらものづくりのお仕事に没頭するだけ」・・・・・。
なんだこのwinwinな状況は・・・・・。わからないけども、とにかくこれまで生きてて、性別で困ったシーンがあんまりないのです。

トランスジェンダーになる原因とは?

頭が男の方になっているのは、胎児期に男性ホルモンを、男性と同じくらい浴びてしまったのではないかなと感じています。

どうして頭が男で、身体が女性なのか。自分自身を説明する際は「生まれつきなんらかの異常でこうなってるんじゃないかな」とお話することが多いです。なんらかの異常があって、「通常の男性、通常の女性」として生まれなかった状態にあるだけではないかと考えいます。

有名な「脳の成分化」で起こる状態に近いので、参考までに挙げておきます。
私自身、生まれつきオスの状態の脳みそをしている(普通の男性といっしょ)のを自覚しており、たまたまエラーが起きて「オスの脳みそを持ってるのに、身体が女性で生まれてしまった」状態なのかなと思います。
(よく混合されるのですが、男脳、女脳の話とはまったく別の話です。ここで言われているのは、生物が子孫を残すために「オスの性質をした脳、メスの性質をした脳」の2種類の脳があるというお話です。)

今の時点では遺伝子に異常があるというのまでは解明されていませんが、近年、自閉症の原因が遺伝子にあるなどの発見が続いており、それに関連して解明されていく可能性は極めて高いだろうなという予測しております。
また、あくまで個人の見解ですが、トランスジェンダーと自閉症の関連性は高いんじゃないかなーと考えています。私自身も自閉症の性質を持っており、FTMトランスジェンダーさんで自分は自閉症というかたは普通の方に比べて何倍も高い割合になっております。もちろんネガティブことではなく、自閉症のいい面のお陰で、一芸に秀でていたり、勉強に苦労したことがねえって方もたくさんいらっしゃいます。いいですね。

参考:「脳の性分化」の研究 (埼玉大学 調節生理学研究室) 

ゆる募

LGBT当事者やトランスジェンダー関連の記事を寄稿させていただけるメディアなどを探しています。トランスジェンダーに対してどう対応すべきなどを当事者視点でお話しできます。お気軽にお問い合わせ下さい。jackotonashi(@gmail.com)まで。

掲載履歴

2017/09 LGBTER インタビューを受けました

自分らしいスタイル【前編】トランスジェンダー(FTM)/バイセクシュアル〜宮澤 茉莉〜|LGBTER

自分らしいスタイル【後編】トランスジェンダー(FTM)/バイセクシュアル〜宮澤 茉莉〜|LGBTER