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トランスジェンダーですが毎日が楽しい♪

トランスジェンダーですがあんまり生きるのに困ってない人のブログ

トランスジェンダーと自我と人間の脳みそのカンケイ

「自我」がなかなか定着しないトランスジェンダー

最近気づいたことをぼやっとメモします。

先日、仲の良いFTMの友人に会いましたが、彼がmixiで知り合ったFTMの人で「自分は女性か男性だか分からない」という人がいるそうです。

※FTM(身体は女性、脳みそが男性のトランスジェンダー)

我々トランスジェンダーにとっては、自分が男性か、女性か分からないという以前に、自分が何者だかよく分からないというハナシがあります。

またトランスジェンダーと自我(自分は自分だという認識)というのはなかなか悩ましい問題で、私自身も長年苦しめられてきました。

どうも、トランスジェンダー当事者は、そうでない普通の人に比べ「自我」が定着しづらい、しないまま生きているという人も多いような気がします。

トランスジェンダーの脳みそと自我のカンケイ

第二次性徴のとき、脳みそと身体の性別が一致している普通の人であれば、男性なら男性ホルモン、女性であれば女性ホルモンが分泌され、身体も心も男性らしく、女性らしくなります。

ホルモンの影響で、身体が男性らしく、または女性らしくなるのは分かるが、心や考え方も男性らしく、女性らしくなるのは何故なのか。

おそらく人間の脳みそには、男性的な考え方をする脳みそと、女性的な考えをする脳みその両方があって、ホルモンの量によってどちらの脳をメインで使うのかが決まるのではないかという気がしています。

私は、男性ホルモンの多い時期は男性らしい考えを持っていたころもありましたが、欝気味になり男性ホルモンの量が少ない時期には女性らしい考え方をするようになりました。その間はまったく、過去に男性らしい考えをしていた自分の姿が思い出せませんでした。

どうも、自分の中の男性らしい考え方と、女性らしい考え方は相反するものらしく、基本的に両立ができません。
男性らしい考えを持っているときは女性らしい考えを否定し、逆に女性らしい考えになっているときは男性の考えを否定する、こんな感じでした。 

また、記憶も両立することができません。
男性っぽい考えを持って暮らしていたときの記憶は、男性の方の脳にしか記憶されず、女性っぽいとき考えを持って暮らしていたときの記憶は女性の方の脳にしか記憶できないようです。

そのため男性と女性それぞれ別の人格を持った人間2人が自分の中で同居しているような状態になります。

長らく、解離性障害を疑っていたのですが、、自分に精神疾患はとくに見られず、これは脳みその仕様なのだな・・・という結論に達しました。

犯人はコイツです、キンタマです。

話はもどりまして、トランスジェンダーは何故自我を持つのが難しいかという話。結論から申し上げますと、「キンタマ」のせいです・・・。

身体が女性の私も、体内で男性ホルモンを作ることはできるんですが、男性ホルモンの主たる製造場所である睾丸がないため、通常の男性の5分の1程度の男性ホルモンしか作れません。

さきほどホルモンの量で男性らしく性格になる云々と言いましたが、私の場合、男性ホルモンが足りないせいで、男性の考えの方に振り切ることが難しいのです。
※私とは逆のMTF(身体が男性、心が女性)の方の場合、キンタマがあるため男性ホルモンが出過ぎるっていう具合になります。

先に挙げた「自分が女性か男性か分からないで苦しんでいる」方の場合も、己の意思とかそういう問題じゃなくて、人間のからだの仕様なのではないかなー・・・と思います。(人間もけっきょくは他の動物たちと同じ生き物なのだ・・・)

 私は脳みそが男性ながらも、恋愛対象が男性なので尚更です。
脳みそが女性の見方をしたり男性の見方になったり、耐えず切り替わっています。(この話はまた詳しくは次の機会に。)

これが原因で、10代の頃はなんだかよく分からない存在である自分を、好きになることは出来ませんでした。

それから10年、特に生活で不自由したことがないというか慣れてしまったというか、もうこれは仕様・・・・・。それを含めて自分だと思うことで、だいぶ自我が安定しました。

既存の概念にとらわれず自分はそういうものだというのを素直に受け入れる

生まれながらに人と当てはまらない存在であることを認め、これでいいと思うこと。それが私の自我がちゃんと地に足をつけられるようになったきっかけです。